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2009年のチェルシーフラワーショーは5月19日~23日まで開催されました。
今年はポンドが一年前に比べて20%以上下がり、航空運賃へ付加されるオイルサーチャージも無くなったため、安価な視察が出来ました。それもあってか、今年も日本人を会場でたくさん見かけました。
今年は、3年連続ゴールドメダルという輝かしい記録を打ち立てた、株式会社風花の代表を務める石原和幸氏は出展していません。毎年このショーで顔を合わせ、2006年の最初のゴールドメダルから業界紙等でリポートを続けてきた私としては少し寂しい思いです。去年偶然お会いしたときに聞いたところによると、また来年は出展するかも知れません。
また、2年連続で出展していた内山緑地土木株式会社、STUDIO LASSOの関晴子氏も出展していません。
それでも日本から3組の出展がありました。
一組目は、セキスイエクステリア株式会社です。デザイナーは粟井琢美氏、タイトルは「静寂の隠れ家」、「アーバンガーデン」部門でシルバーメダルを獲得しました。
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セキスイエクステリア㈱の粟井氏の作品です。チェルシー仕様のモダン和風庭園がそこにありました。特に茶室部分は印象的です。パープル系の市松模様の壁面と同じパープル系の畳。壁の前に植え込まれたアリュームからも繊細かつ遊び心が伝わってきます。
二組目は、小薗江とも子氏。3年前からイギリスでガーデンデザインを学び、修行中とのこと。タイトルは「ザ・モダンロックガーデン」で、シルバーギルドメダルを受賞しました。こちらも「アーバンガーデン」部門です。
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三組目は、あのバラクライングリッシュガーデンのオーナーであるケイ山田氏で、一番大きなスペースの「ショーガーデン」部門にエントリー。タイトルは「Echoes of Japan in an English Garden」、コパーメダルを受賞しました。
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この「ショーガーデン」部門は、例年20組程出展していますが、今年は13組と激減。不況でスポンサーが減った影響です。ガーデンの制作費が3000万~1億円も掛かるのですから当然です。例年は、開催の半年前にあたる年末には出展者が決定されますが、今年は年を明けてからも出展者の追加決定が行われたようです。また、チェルシー・ハンプトンコートなどのショーで実績があっても、有力なスポンサーのあるデザイナーしか出展できません。そのため、実力者揃いの「ショーガーデン」のカテゴリーでは殆んどコパーメダルは出現しません。主催者から求められた日本的な要素のガーデンでは実力を発揮出来なかったのでしょうか。
今回は日本人デザイナー以外の作品もなるべくたくさんお見せしたいと思います。
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平面構成としては単純ですが、細部を見ると非常に手がこんでいます。同心円の中心から伸びた楕円形の水面は、一見磨かれた御影石のようにも見え、幅8cm程の同心円のラインに水が流れ落ちていきます。私好みのデザインのひとつです。
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ホームレスと囚人の人々が栽培した、一万本の野菜類で出来上がっています。そのように聞くと自給自足的なガーデンのイメージが強くなりますが、そうでは有りません。ワイルドに植え込まれた部分と整然と植え込まれた部分が対比的です。ラフでワイルドな植え込みですが、葉の色を巧く組み合わせていました。
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平面的には単調なデザインですが、立体のデザインは巧みです。生垣に配置された水もさりげなくデザインされています。生垣に挟まれた花の植え込みのカラーリングも気に入りました。低い生垣に囲まれたソファーは見えるでしょうか。そこに座ってリラックスしてみたくなります。
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■(有)EGAデザイン代表 黒田明雄氏プロフィール
1991年セキスイエクステリア株式会社に入社。住宅外構工事設計施工、 資材販売などの業務を担当し、1997年名古屋支店企画課配属、そして1998年ザ・シーズン1号店の企画および業務立ち上げに、店舗運営に店長として携わる。1999年には本社(東京)へ転勤となり、特販課配属。2005年11月に、ガーデンデザイン&プロダクトを手がける(有)EGAデザインを設立し、世界のガーデンショーをレポートするなど幅広く活躍。
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Vol.1メルボルンインターナショナルフラワー&ガーデンショー 2007
Vol.2チェルシーフラワーショー 2007
Vol.3ハンプトンコートパレスフラワーショー 2007
Vol.4メルボルンインターナショナルフラワー&ガーデンショー 2008
Vol.5チェルシーフラワーショー 2008
Vol.6ハンプトンコートパレスフラワーショー2008
Vol.8ハンプトンコートパレスフラワーショー 2009

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