コミュニティスペース大阪「玄と素」がある
株式会社ユニソン 大阪事業所がグッドデザイン賞を受賞しました。

受賞番号: 24G141103
ここに集まる人・ヒト・ひとがつながり、何かコトが生まれそうなわくわくも含めて、
このたび「グッドデザイン賞」という形に結びつきました。
大阪事業所は“事務所”&“引取センター”&“コミュニティスペース”
この3つの機能を持つ場所です。
コミュニティスペースって、 どんなところ? 何ができるの?
受賞まで、「玄と素」に関わってくださった方々にインタビューをしました。
▼目次
Users’ Voices 「玄と素」をお使いいただいている方にインタビュー
ーモダンカリグラフィー講師 mariさん
ーSourireK(スーリールケイ)近藤さん
Internal Voices
ー開発プロジェクトメンバーの挑戦
ー運営メンバーの想い
さいごに
Users’ Voices
「玄と素」をお使いいただいている方にインタビュー
モダンカリグラフィー講師 mariさん
ーまず、モダンカリグラフィ-とは?
モダンカリグラフィ-は、西洋の書道である「カリグラフィー」を現代風にアレンジしたものです。日本の書道のようにお手本のあるカリグラフィーとは違い、“モダン”カリグラフィーは文字の中に自分らしさを表現できます。最近は大人の習い事として人気を集めていて、レッスンは自分と向き合う時間になります。

ーそんなモダンカリグラフィ-教室の場所として、大阪事業所内にある「玄と素」を選んだ理由は?
建物の雰囲気ですね。木の香りに包まれた、ゆったりとした空間が魅力でした。
コロナ禍を経てレンタルスペースは増えましたが、雰囲気のあるところが良くて。心を落ち着かせながら楽しむモダンカリグラフィーのレッスン場所としてぴったりだと思いました。

ー「玄と素」を知ったきっかけは?
ちょうど1dayレッスンの場所を探していたとき、家族でユニソン大阪事業所の前を通りかかりました。すると、主人が「ここでレッスンできるんじゃないの?」と。レンタルできるかは分からなかったけれど、勇気を出して連絡してみました。
ーご主人のリサーチ力の高さ、素晴らしいですね!mariさんの活動を家族がサポートしているのが伝わって、素敵なエピソードです。
最後に、この施設のお気に入りポイントは?
天井が高く、明るい光が入ってくるところです♪

mariさんは、現在も不定期で「玄と素」をレッスン場所として利用されています。
気になる方はmariさんのInstagramをチェックしてみてください!
SourireK(スーリールケイ)近藤さん
ー近藤さんの活動について教えてください。
SourireK(スーリールケイ)という屋号で
・ご出産祝いのおむつケーキの制作
・お洋服をくまのぬいぐるみにリメイクする
などをメインに活動しています。
さらに、マルシェの企画・運営や、入園・入学グッズの代行制作も行っています。

ー「玄と素」を知ったきっかけは?
モダンカリグラフィ-講師mariさんのレッスンです。初めてmariさんのレッスンを受け、その時にこの場所を知りました。
その後、“人工芝でクリスマスツリー作りのワークショップ”があると知って、「素敵な建物だったのでまた行きたい!」と思い、夫と子どもを連れて参加しました。

ーそれがきっかけで、つながりが広がっていったのですね。

ー玄と素の「こうなったらいいな」があればお聞かせください。
もう少し、外から何の建物かが分かればいいなと思います。そしたら、通りすがりの人も入りやすいかなと。
ーまさに、私たちの課題でもあります。PR頑張ります!
マルシェの時は誘導用の看板設置など、ご協力させてください!
あと、近くに駐車場が欲しい・・・!
ー来場者が増えるイベントでは駐車場の確保が課題ですね。現在、ユニソン大阪事業所の駐車場は、一般開放していませんが、今後、可能性も検討したいと思います。貴重なご意見ありがとうございます!
最後に、次の予定を教えてください。
昨年、一昨年と2年連続「玄と素」で開催したクリスマスマルシェは来年もここで開催したいです。
前回までは主催と出店の両方をしていましたが、次回は主催に集中しようと思っています。お客様が入りやすいマルシェにパワーアップしていきたいですね。



おむつケーキなどの制作に関する事からマルシェの情報まで
SourireKのInstagramアカウントで発信しています!
Internal Voices
ユニソン社員にも、この場所ができるまでと、受賞についてを聞いてみました!
今だからこそ話せることも…?
開設プロジェクトメンバーの挑戦



ー企画・計画時のことを教えてください
2020年に、大阪事業所の大阪市鶴見区への移転が決定しました。 今までの事務所はプレハブがあたりまえでしたが、無有建築工房 竹原義二氏に依頼。建築そのものだけでなく、この場所で“何をするのか”まで、考えることになりました。
ー開設にあたり、大変だったことは?
決して順調だったわけではなく、、、この場所で“何をするのか”を考えることも悩みましたが、特に建設スケジュールについて。空間に使用する当社の商品選びは、細部までこだわってくださったのでスケジュール調整に苦労しました。「間に合うのか」とヒヤヒヤしましたが無事に形になった時はホッとしました。
ご来場の際はぜひ細部までご覧いただきたいですね。
とはいえ、社員が一体となって取り組み、開設に繋げることができたので、今となってはいい思い出ですね。
特に、印象深いのは上棟式・酷暑の中での中庭への石材の運び込み・植栽の植え込みです。大阪事業所で働く社員を中心に、他部門も参加しました。
ー受賞を聞いた時は、どんな気持ちでしたか?
驚きました。社内でグッドデザイン賞を受賞したということがなかったので。
実は開設して間もない頃も、設計者の竹原先生(無有建築工房)が応募してくださいましたが、当時はまだ「情報発信基地」としての実績が少なく落選した経緯がありました。あれから3年、竹原先生の設計と私たちの発信が合わさってついに受賞。本当に嬉しいです。
運営メンバーの想い

社員も参加して創り上げたこの空間のコンセプトは「ここから生まれる新たなつながり」。
「何を発信し、どう共感を生むのか?」この難しい課題には、常にプレッシャーが伴いました。
既存のビジネスにこだわらず、外の世界に目を向けて、社会全体が豊かになるためのピースが重要だと考え、業界の枠を超えて、まさに「玄と素(玄人と素人)」の名の通り、多様な人々がつながる場を目指しました。
その結果、企業と地域が混じり合い、この建築・空間が街や社会の一部になりつつあります。
行政からも期待されるようになり、建築・空間が地域にポジティブな影響を与え始めました。
住宅も公園と同じように、「そこで何をし、持続的にどのような豊かさ(価値)を生むか」が大切。この場所から生まれた「モノからコトへの広がり」が評価されたことをとても嬉しく思います。
さいごに
これからも、ここから…
地域に向けたイベントをはじめたのは約2年半前。
社員の知り合いのたこ焼きキッチンカーの出店が始まりでした。それをきっかけに月1回イベント開催という忙しい日々が始まりました。目まぐるしい毎日でしたが、来場者数が少しずつ増えていくことは、ほんとうに嬉しかったです。
そのうちに、モダンカリグラフィ-やヨガの先生がレンタルしたいと声をかけてくれて。そこから認知が広まり、今では「玄と素」がコミュニティの場として定着しつつあります。
設計してくださった竹原先生はもちろん、ここを訪れてくださったみなさまのおかげで今回の受賞に至ることができました。心より感謝申し上げます。そして、今後ともよろしくお願いします。
「玄と素」が新たなつながりを生む場所であり続けるように、見学・レンタルも随時受け付けております。
下記よりご確認くださいませ!



基本情報
施設名 | 株式会社ユニソン 大阪事業所 コミュニティスペース大阪「玄と素(くろとしろ)」 |
アクセス | OsakaMetro鶴見緑地線 門真南駅より徒歩5分 |
住所 | 大阪市鶴見区茨田大宮2丁目8番13号 |
営業時間 | 9:00~18:00(商品引取窓口は8:00~17:30) |
メール | kurotoshiro@unsn.co.jp |