【イベントレポート①】防災体験会 開催しました!【疑似喪失体験】

2024.10.04
【イベントレポート①】防災体験会 開催しました!【疑似喪失体験】

「玄と素 防災体験会2024」
をコミュニティスペース「玄と素(くろとしろ)」で開催しました!

連日の暑さが弱まった日曜日。

涼しい風の吹く中イベントは開催されました!

▲同時開催のK’sマルシェは屋外で開催。

今回のイベントレポートでは「疑似喪失体験プログラム」の様子をお伝えします!

【もくじ】
■ 疑似喪失体験プログラムレポート
↳ □ 具体的な 体験の内容
□ 参加者の感想紹介
□ 印象に残ったこと

疑似喪失体験プログラムレポート

この体験は、関西学院大学教授:金菱 清教教授命の語りべ:髙橋匡美さんによる
語りべ×死生学のコラボプログラムです。

前回の記事では、参加者様に身構えて欲しくないと思い具体的なプログラムは書きませんでしたが、
今回のレポートでは内容を少しご紹介いたします。

【具体的な体験の内容】

参加者様に4種類の異なる色紙を3枚ずつ計12枚を配布し、それぞれの色紙に自分にとって大切なものを書き込みます。

「形のある大切なもの」「大切な思い出」「将来の夢」「大切な人」の4種類です。

それを、東日本大震災を経験した高橋匡美さんの話に合わせて破いていく作業を繰り返します。
何を破るのか、何を残すのかという激しい葛藤が生じ
破いていくごとにリアルに「災害で亡くなるとはどういうことか」を体感、
そして今当たり前にある幸せを再認識してもらうという体験です。

【参加者の感想紹介】

・まず12枚の紙を埋める事ができず、自分が大切にしているモノも分かっていないと気づいた。

・どこか他人事に思っていた災害を、初めてリアルに考えさせられた。

・今朝、家族と小競り合いをして家を出てきてしまった。帰ったら「ただいま」と言いたい。

・破る事が出来なかった。それほど大事な人なのだと気づいた。

・躊躇しながら自分のタイミングで紙を破いたが、実際は考える間もなく大切なものが奪われる。どれほど苦しいものか、、、

▲体験の様子。金菱教授が説明をし、高橋さんが体験談を話されました。

【印象に残ったこと】

体験後に共有された感想の中で担当者Sの印象に残ったのは

語りべの匡美さんの心情を気遣う感想でした。


苦しかった体験を、プログラム体験者に話す為には

蓋をしていた気持ちを振り返る必要があるから。と。


震災の時の事だけだはなく、その後やこれからの高橋さんを

たくさん想像されたからこその言葉だなと思いました。

人を思いやる気持ちがそこにはありました。

まとめ

人は忘れてしまう生き物です。

辛い事や悲しい事をずっと思う必要はありませんが

心に残しておくことは大切な事です。

この疑似喪失体験プログラムが更に多くの人に広まって

繋がっていく事を願っています♪

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