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私たちの仕事
COLUMN
by UNISON
vol.1

やっぱり、最後は人のちから

私たちユニソンはガーデンエクステリアにまつわる様々なプロダクトを世の中に送り出しています。その中でも一番の主力商品が「組積用のコンクリートブロック」と「舗装用のインターロッキングブロック」です。この名称を聞いても、いまひとつピンとこないかもしれません。
”百聞は一見にしかず“今回はユニソンのコンクリート製品を製造する主力工場の一つ、豊田工場をご案内しましょう。
愛知県豊田市駒場町。かつての東海道の宿場街「池鯉鮒」(現在は「知立」と書いて、「ちりゅう」と読みます)に程近い豊田市の最南端。豊田市はご存じのとおり、モノづくりの盛んな街で周辺には大手自動車メーカーや関連メーカーの工場が数多く立ち並んでいます。そんな街の一角に私たちの豊田工場はあり、年間約十一万トンのコンクリート製品が生み出されています。

コンクリート製品の製造は、”手打ち蕎麦“に似ています。蕎麦打ち名人はその日の温度、湿度によって微妙な水の量を加減しています。
実はブロックづくりも同じ。コンクリートブロックは工業製品といえども天然の砂や砂利を使用しているので、素材の性質や状態は常に変化します。その変化を見極め、原料を混ぜる際に加える水の量を適切にコントロールしなければなりません。もちろん計測機械も使用しますが、細やかなさじ加減までは教えてくれません。この極めて繊細な水加減をどうやって決めるのか?その答えはいたってシンプル。”握って感じる“のです。
コンクリートブロックを作るには、まず砂、砂利、セメントに色粉などの添加剤を入れ、そこに水を加えて大型のミキサーでしっかりとかき混ぜます。その時、混ぜられた材料を柄杓で一杯分取り出します。柄杓に入った材料は水を加えたといってもバサバサの状態。それを素手でひと掬いして、おもむろに握ります。握った際の材料の締まり具合を掌の感覚で感じ取り、水分量が適切かどうかを見極めるのです。人間の持つ感覚の鋭さを改めて感じます。
製造ライン担当の廣瀬源さんも材料を握りしめる瞬間は真剣そのもの。最初の頃は、先輩と一緒に材料を握って、その感覚を必死に身体に覚えこませたそうです。「実は今でも毎回ドキドキします」と廣瀬さん。
ミキシングのあと、材料はブロックを製造するマシーンに送り込まれ、すさまじい轟音とともに成形されます。成形後のブロックは養生室という低温サウナのような部屋で完全に固まるまでゆっくり休ませます。人間もブロックも養生は大事なんですね。養生室から出た後も様々な仲間の手が加わって、やっと完成です。

私たちユニソンがブロック作りを始めた数十年前から比べると、機械は格段に進化し、とても効率的に製造が出来るようになりました。でも、ものづくりを支えているのは、やっぱり人のちから。工場で活躍している私たちの仲間のちからです。

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