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1.温かみのある窯業系の素材とは真逆の印象がある“金属”の表情を選んだ理由は? ANSWER 今までにない質感を求め、挑戦しました。

『プレミオシリーズ』は天然石を思わせる上質な素材感から発売をスタートしました。

岩肌の表情や積層した石の表情等、石調の意匠を拡充していく中、

2014年に発売したのは、まったく表情の違う“木調”の「ゴードンウォール」。

発売当初は、シンプルな空間からナチュラルな空間へと少しずつ人気が移ってきていたころとはいえ、
新たな素材が受け入れられるか、とても心配でした。

しかし、その”新しさ”が新鮮に映ったようで、お客様からはたくさんの反響をいただくことができたんです。


そのとき感じたのは、“新しい”ものに対する驚きが大切だということ。

モノが飽和状態になっている現代だからこそ、“新しいもの”が求められています。

だから、次の商品も驚きを与えられるような表情を目指そうと開発を進めました。


『プレミオシリーズ』は住宅の外観に合わせて選ばれることが多いアイテムです。

例えば、石調のサイディングの外壁には石積みの表情の「クリフトンウォール」、木目の玄関扉に合わせる場合は木調の「ゴードンウォール」のように。

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そこで、住宅の外観に使われる素材をもう一度洗い出していきました。

そのとき挙がったのが窓のサッシやルーバーに使われている“金属”

1つ1つの面積はそれほど大きなものではないですが、必ずと言っていいほど、どの住宅にも金属素材は使われていました。

石や木と同じように、金属も住宅の外観をつくる重要な要素だと気づいたんです。


しかし、クールな印象の“金属”を温かな窯業系素材である“コンクリート”で表現するのは大きな挑戦でした。

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植物と調和するヴィンテージな表情

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“金属”といっても窓枠に使われるようなアルミそのものの質感を活かしたものや、車のように
つるっとした印象のもの等さまざまな質感がありますが、選んだのは“錆”風の質感

今のガーデンエクステリアは<雑木風>の庭が流行しています。
雑木風の庭では、森の中で自生しているような自然な樹形の木を使っていますよね。
そのような自然な空間にまだ使っていないような真新しい表情のものが入ってくると、そこだけ
違和感を感じてしまうんです。
だから、<雑木風>の庭に調和するには、植物の生長と同じように年月を経た素材であることが
重要でした。
金属の中でもヴィンテージ感ある“錆”の質感を選んだのはそのためです。

金属らしさを追求した素材感とカタチ

表面のザラつきでリアリティある表情に 鎧張りで金属の硬さと重みを表現

プレミオシリーズ同士で組み合わせしやすいカラー

プレミオシリーズはサイズが全て同じなので、組み合わせてさまざまなデザインができることが魅力の1つ。
“錆”の表情を追求した「ラスティブラウン」色に対し、
「オフホワイト」色と「マットブラウン」色はプレミオシリーズ同士の
組み合わせを意識
して開発しました。
特に「ウェルズウォール」や「ゴードンウォール」と
合わせやすいカラーなので、ぜひコーディネートをお楽しみ下さい。

お客様からは“陶器や土壁のよう”との声もあり、
まだまだ可能性があることを感じています。
これからもさまざまな使い方を追求していきたいですね!

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2.セシルウォールならではの使い方は? ANSWER リ・ガーデンに。思い出も引き立てます。

リ・ガーデンをする際には、使用している部材を再利用する場合もありますよね。

セシルウォール」は年月を経た豊かな表情をしているため、
昔から使っている部材ともしっくり馴染んでくれます

思い出を大切にしながらも新たな空間へと変えるアイテムです。


また、すっきりとした金属素材の“ガルバニウムの外壁”を使った住宅や、
趣きある表情の“和風の住宅”とコーディネートするのもおすすめです!

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3.今後のプレミオシリーズの展開は? ANSWER “つなぐ”素材感を追求していきます。

プレミオミオシリーズが選ばれる理由は住宅との調和のしやすさに加え、
ガーデンエクステリアを彩る植栽にもしっくり馴染み、まちなみに溶け込むところだと思います。

ブロックには、建物のような人工的につくられた無機物と花や緑のような有機物を“つなぐ”役目があるんです。


だから、“つなぐ”をテーマに、これからもさまざまな素材感に挑戦していきたいです!

「これがコンクリート?!」と驚きを与えられるようなアイテムで、
みなさまのガーデンエクステリアづくりをお手伝いしていけるようコンクリートの可能性をもっともっと追求していきます。

どうぞお楽しみに!

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