狭小地で緑を楽しむ 1
道路と建物の距離が近い狭小地では、建物による圧迫感が出がち。
また、面積の大部分を占める駐車スペースが無機質なデザインのために
殺風景な印象になっているものを見かけることがあります。
狭小地ならではの工夫を加えて、
生活の場として潤いや楽しみのある空間に出来ればと思います
〈設計・作図・文〉STUDIO VODA 井上裕美子
※掲載商品には廃番、仕様変更品が含まれる場合がございます。
道路と並行して駐車スペースが必要なこのケースでは、
境界塀に門袖の機能を兼ねさせることで、
エントランスアプローチを敷地境界に寄せ、植栽のスペースを確保しました。
高木の寄せ植えにより建物の圧迫感が和らぎ、
低木や草花が加わることで、小さなスペースでも楽しみのある植栽が可能に。
緑化舗装材を駐車スペースに使用することで、駐車スペースも庭の一部に取り込み、
さらに、夏の強い日差しによる不快な反射熱を軽減させる効果があります。
※掲載商品には廃番、仕様変更品が含まれる場合がございます。
〈設計・作図・文〉 STUDIO VODA 井上裕美子
〒047-0263 北海道小樽市見晴町14-29
E-mail : yu.voda@gmail.com
プロフィール
造園・エクステリアデザイナー
嵯峨美術短期大学インテリアデザイン科 卒業(現在は、京都嵯峨芸術大学)
店舗設計に従事後、自宅の庭づくりをきっかけに豊かな暮らし、
生活や楽しみの場としての庭をつくり広めたいと思い、1994年から造園会社に勤務。
2001年STUDIO VODA設立。
九州から北海道までの、個人の住宅・商業施設の造園・外構設計・装飾植栽、分譲住宅の街並みデザインを手掛ける。
大阪府出身、2009年より北海道在住
2024.4.1更新