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一戸建て賃貸の人気の秘密とは?トレンドを掴んだ賢い選択を!

賃貸住宅では万人に受け入れられやすい画一的な間取りが一般的です。
借り手がどんな人になるか分からない以上、いわゆる「普通の部屋」づくりを基本にするのは分からなくもありません。

しかし、そんな普遍的な賃貸住宅が多い中で個性的な物件が増えてきています。
特にコロナ禍をきっかけに、住まいへのニーズ変化から流行した一戸建て賃貸住宅が注目を集めています。

ここでは賃貸を探す人の変化や、一戸建て賃貸住宅のポイントなどを解説します。

借り手の部屋の探し方、意識の変化

部屋を借りて今の場所から住み替えたいと思っている人は、日常の合間合間で情報を集めています。
スマホで手軽に物件情報が確認できますし、ルームツアーの動画などで現地に行かなくてもある程度物件のイメージが分かるようになりました。

物件の情報に気軽にアクセスできることで、引越す気が無くても取り敢えず情報だけ見ておく、という状況も生まれています。
そのため、借り手の情報収集・検討期間は長期化している傾向にあります。
また、多くの情報に触れているため目が肥えるのと同時に「自分のニーズを満たしてくれる物件」に敏感になっているともいえます。

例えば「防音がしっかりしている」「大型犬が飼える」「菜園・庭がある」といった特徴のある物件は差別化され、ニーズを持った借り手とマッチングしやすくなっているのです。
さらに、そういった差別化された物件は数が少ないため、入居待ちしてでも入居したい人がいるという状況を生み出します。

これは、部屋を気に入った人に長く住んでもらいたいというオーナーと、自分のニーズに合った部屋に住みたいという借り手の双方にとって良い流れです。

一戸建て賃貸住宅の需要増加

一戸建て賃貸住宅が人気の背景は何なのでしょうか。
それは以下のような理由が考えられます。

コロナ禍での需要変化

新型コロナウイルスの影響によって自宅で過ごす時間が増え、住まいへのニーズが変わりました。
自宅で仕事ができるか、家での時間を充実させられるか、という観点が住まい選びのポイントとなったのです。

コロナがひと段落しテレワークの実施率も20~30%程度に落ち着きましたが、自宅にワークスペースが欲しいという需要は残っています。
賃貸でも広いスペースが欲しいとなると、戸建賃貸という選択肢が選ばれるようです。

住宅価格の高騰

戸建住宅の価格は2020年ごろからじわじわと値上がりを続け、2023年では約1.2倍になっています。
マンションはさらに価格変動が激しく、2013年ごろから右肩上がりに変化し続け2023年では約2倍まで伸びました。

このような状況で、住宅を購入したくても賃貸を選ばざるを得ない人たちも一定数います。
そういった人たちの「戸建に住みたい」というニーズを満たす受け皿が戸建賃貸となっているのです。

外空間を求める人の増加

コロナがひと段落しレジャーやアウトドアに人が戻りつつあります。
一方で、自宅にいても外空間の充実を求める傾向もあるようです。

リクルートが発表した『 住宅購入・建築検討者 』 調査( 2022 年 12 月)によると、「新居で解決したい元の住まいの課題」という項目では「庭がない」が上位にあがっていたり、「住まいを探す際の重視条件」という項目では「周辺環境(街並み、公園、自然など)」や「庭やテラスの広さ」がランクインしました。
このように、住まいに求める条件として外空間の充実を考える人が増えています。

自分たちで自由にできる外空間が欲しいと考えると、やはり戸建賃貸が選択肢に入ってくるようです。

シェアハウス人気の高まり

シェアハウスの人気が高いことも戸建賃貸の人気を後押ししています。

テレビ番組などでシェアハウスで生活する様子が放送されたり、有名な芸能人がシェアハウスで暮らしている様子を発信するなど、シェアハウス自体が一般的で身近になりました。
特に20代~30台の若者の間での人気が根強いです。

SNSで簡単に人と繋がれる時代だからこそ、リアルな人とのつながりを大切にする気持ちがあるようです。
また、何人かで住むことで家賃を抑えながら生活できることも魅力を感じる要因となっています。

オーナー側としても何人かで入居してもらうことで空室のリスクを抑えることができるので、一つの選択肢としてシェアハウスを検討されても良いかもしれません。

戸建賃貸はエクステリアが重要

建物の間取りや設備はもちろん重要ですが、戸建賃貸ではエクステリアも非常に重要です。
物件サイトに掲載する際や、実際に入居希望者が内見に来た場合、エクステリアを整備しているかいないかで外観による第一印象がまったく変わってきてしまいます

では戸建賃貸のエクステリアには何が必要でしょうか。

宅配ボックス

今や当たり前の設備品となった宅配ボックス。
賃貸では宅配ボックス付きの物件需要が日々増しています。

大手賃貸サイトLIFULL HOME’Sの調査によると、物件を検索する人の約6割が「宅配ボックスあり」を必須条件に入れているといいます。
利便性はもちろんのこと、物流業界の人手不足などへの懸念から宅配ボックスの利用意向が高まっているようです。

戸建向けの宅配ボックスではポストと一体になった商品や、インターホン・表札を取り付けられる門柱タイプが選択肢として挙げられます。
これらの商品はエクステリアに必要な要素を一か所に固めることができるので、狭小地での設置に向いています。

ゴミストッカー

物件の美観を保ったり、入居者のプライバシーを保護するという意味でもゴミストッカーは有用です。
動物などによってゴミが荒らされてしまうと、ご近所トラブルにも発展しかねません。

定期的にゴミストッカーを水洗いしておけば匂いも気にならないので、管理する側としても楽ですね。

各自治体によってゴミストッカーの設置方法はルールが異なりますので、自治体のホームページなどでご確認ください。

立水栓・ガーデンシンク

洗車、ガーデニング、外回りの掃除にと、何かと利用するシーンがある立水栓。
蛇口が二つ付いたタイプを選べば、片方は手洗いやバケツに水を溜める用、片方はホースを繋ぎっぱなしにして使うなど便利に使い分けることができます。

最近は少し背の高いガーデンシンクも人気です。
見た目のスマートさと、手洗い用・ホース用を完全に切り分けた形が使いやすいようです。

冬場の凍結が心配な場合は、水抜栓を併用して施工することで凍結を防止することができます。

トレンドを掴んで賢い選択を

賃貸経営は市場の変化や入居者の変化を常に注視し、トレンドを掴んだ施策を打っていく必要があります。
戸建賃貸は費用を抑えながら部分的にリフォームを行うことができるので、トレンドに対応しやすいといえます。

今は「所有」から「利用」へと意識が変化していると言われています。
自分のニーズに合った賃貸物件があれば持ち家はいらない、という賃貸派の人々が増加傾向にありオーナー様にとっては追い風の状況です。

持ち家と賃貸の良いとこ取りともいえる戸建賃貸。
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 


 

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