UNISON

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2021年入賞作品

商業施設

パブリック

最優秀賞

  • 高槻市 街にぎわい部 歴史にぎわい推進課 様

    大阪府高槻市桃園町2番1号

    072-674-7393

評価ポイント

建築家・伊礼氏より

建築家・伊礼氏より

シンプルで何もないことがこんなにも豊かなのか!と、正直驚かされた作品でした。
広い空間にユニソンの舗装材が敷設されている公園は、フォトジェニックとは言い難いものです。しかし、市が「市民とともに育て続ける」公園と位置づけ、開園する前からここで活動することを促していたために、その後も市民の方々が自分たちの居場所として大切にし、成長している。その事実が暮らしの豊かさにつながる大きなことだと思います。おめでとうございます!

造園家・荻野氏より

造園家・荻野氏より

事前審査の時、公園なのに樹木が少なく、単調な空間で想像が膨らみませんでしたが、何か想いがつまっているのではないかと最終審査でのプレゼンとなりました。プレゼンがとても興味深く、12年前からスタートしたこのプロジェクトは、市民が積極的に参加し、公園内で行っているさまざまな活動を知ることができました。その中で何よりも素晴らしいと感じたことは、今が完成形ではなく「育て続ける公園」だということです。また、安満遺跡公園をフィールドに活動する「安満人倶楽部」が発足し、来園者にさまざまなプログラムを展開し、今もなお市民のみなさんが楽しめる場所にしていることが魅力的だと思います。

応募者の声

この度は、『高槻市 安満遺跡公園 歴史拠点前広場』について、ユニソンフォトコンテスト2021の最優秀賞を頂き、誠にありがとうございます。安満遺跡公園は、本年3月にグランドオープンを迎え、予想以上の反響で喜びの声も多く、大変賑わっております。
安満遺跡は、約2500年前の弥生時代に栄えた稲作を中心とする大環濠集落跡であり、中心市街地でありながら奇跡的に開発を逃れた広大な空間(約22ha:甲子園球場の5倍)を公園とすべく、約12年前に事業がスタートしました。コンセプトは、“市民とともに育て続ける”とし、つくりこまないデザイン(ハーフメイド)で、時代やニーズに合わせて成長していく公園です。
今回の広場は、事業に合わせて計画段階から多くの市民活動による試行を重ねる中、イベント等の様々な活用を想定し、極力シンプルに機能性を追求したスクウェア型とし、旧京大農場の建物(国登録有形文化財(予定))である赤い屋根と白い壁との相性がとても良く、公園内の雰囲気にも溶け込んでいます。また、公園の開園にあわせて、市民活動組織“安満人倶楽部”も発足し、公園をフィールドに様々な活動を展開しています。
HPをご覧の皆さん、公園づくりは、はじまりました。新たな時代をつくるオープンスペース、高槻 安満遺跡公園の“ど真ん中”歴史拠点前広場、様々なライフスタイルにあわせて、お楽しみください!