UNISON

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2019年入賞作品

パブリック

優秀賞

評価ポイント

建築家・伊礼氏より

建築家・伊礼氏より

5年後、10年後のこの通学路を想像した。今は少し寂しいけれど桜のトンネルの空間は強く生徒達の心に残る外部空間となるだろう。桜の木漏れ日がインターロッキングに落ちて、光のたまがゆらゆら揺れるようになったら完成かな?

応募者の声

この度は栄えある賞をいただき誠にありがとうございます。このような評価をいただき大変うれしく思います。
今回の計画は、大学の記念公園として100年という歴史の時間軸をどのように表現するのかが課題でした。公園として大部分を占める舗装のデザインによって開学からの時間の流れを表現することになり、インターロッキングの舗装パターンを何案も作成し、最終系にたどり着きました。奇抜なデザインに傾きすぎると景観としての調和が崩れてしまうため、舗装のデザインを主張しながらも景観に調和させることに苦労しました。植栽は、大学周囲にある既存のサクラに合わせてサクラを選定し、開花時にはサクラの花が連続してつながり華やかな景観となるように計画しました。しかし、植栽時期が夏場という落葉樹にとっては不向きな植栽の時期であったので、散水などの養生に苦労したりと計画から工事までは様々な出来事がありましたが、お施主様はじめ関係者の方々の思いの詰まった記念公園として完成することができました。
この記念公園とともに生徒さんが生き生きと学校生活を満喫し、さらなる歴史を刻まれることを祈念いたします。