造園家・荻野氏より

住宅とは違ったスケールでの外構計画で、床のデザインで人々の行動を誘発させるのは興味深い。また、無機質な色、素材のものよりも足元が明るい色になることで見学の方は高揚感を感じられていると思います。

異形の敷地に対し、各ハウスメーカーのモデルハウスを均等に回れる空間を意識して配置から設計致しました。また、会場に入る南側の出入口においては会場南側に来場者が自然と足が向くように舗装材のデザインを大きな半円のグラデーション模様とした事で南側から北側へ順路を導く事を意識致しました。北側の舗装材のデザインにおいては各モデルハウスの入口に来場者を導けられるようS字のデザインを採用致しました。来場者駐車場においてはリビオ[ai]緑化を採用した事で環境にも配慮致しました。かなり舗装材を中心にデザイン面に工夫を施した事で、施工が思いのほか難航し工期を尊寿する事に苦労致しましたが、施主、運営会社や来場者から一定の評価を頂いた事と、このような賞を頂けた事に喜びを感じております。