建築家・伊礼氏より

コンパクトながら魅力的なアウトドアリビングとなっている。リゾートホテルの居心地の良さを取り入れたような、ほどよく囲われた「たまり」感がいい。

庭（アウトドアリビング）により「時間（とき）」と「空間」を繋ぎ、建物とエクステリアの一体感を持たせることをコンセプトとした、「庭間（テーマ）のある家」を完成させました。この計画地は高低差があるという敷地条件であり、通常はデメリットとなる高低差を心地よいステップで繋ぐことで、建物と庭をゆるやかにつないでいる。カラーはグレイッシュに纏めており、モザイクタイルがカラー・テクスチャーの両面でアクセントととしてほど良く主張している。これらの工夫で限られたスペースでも動きと広がりが感じられるように演出しました。クレモナモザイクやアトリの質感がライトアップが加わることで昼夜で異なるシーンを見せてくれています。