建築家・伊礼氏より

住宅の設計を着手する時、まず、周辺敷地を見渡し、どこに視線を抜くか（開口を設けるか）を決めていきます。そうやって配置をおさえると後は自然とうまくまとまると思っています。この作品はそれがうまく、普通になされていると感じます。周辺の梅を楽しみたいという、その敷地の強みを引き出した思いに答えた配置計画が成功している。

この度は、栄えある賞を頂きまして誠にありがとうございます。
そして今回このような機会をくださいましたクライアントご家族の皆様、また施工にご協力いただいた関係業者の皆様有難うございます。
建築地は生越梅林に囲まれた閑静な住宅街。出来るだけ自然にあるものだけでのお庭づくりを心掛け梅林の街並みに溶け込むよう配慮しました。
植栽にはクライアントご家族にも積極的にご参加いただき良い思い出になったと思います。
これからご家族の成⾧とともにお庭も成⾧していくことと思います。
今後の変化を楽しみに拝見していきたいと思います。