UNISON

フォトギャラリーPHOTO GALLERY

ミライクル2024年入賞作品

ミライクルオブザイヤー

ファサードガーデン

マスターピース

評価ポイント

建築家・伊礼氏より

建築家・伊礼氏より

12㎡の空間にたくさんの工夫と情報が詰まっていることがよくわかりました。道路側への奥行きも、山が見えている側にも続いているように見えて、どっちの方向にも広がりが出ています。小さいのに奥行きを感じる、さらにたくさん植えられている植物が効いていて、すごくきれいないい仕事だと思います。

造園家・荻野氏より

造園家・荻野氏より

コンパクトな空間ながらこれだけ楽しい庭が作れるという姿勢に感心した。仕上げはやりすぎずにシンプルながら、小径もあえて自然な表情の石を敷き込んだり、大小さまざまな植物が織り交ぜられていたりと、子どもたちの様子からワクワクする仕掛けがたくさんあるのだと思う。見える部分だけでなく、土壌環境にも目を向けて取り組んでいる点も高く評価したい。

応募者の声

お庭をつくる際、お施主様がお庭をどう使いたいかを私はまず最初にお聞きします。そしてそれから空間デザインや植栽プランを検討していきます。今回「小さなお子様が楽しめる場所」を第一にしたのは言うまでもありませんが、さらに私は、この限られた面積の空間で「いかに広がりと奥行を見せられるか」、「いかに植物たちをすくすくと育てられるか」そして「夏場の反射熱をどう緩和させるか」の3つのチャレンジを自らに課せました。
このチャレンジは、今回のお庭に限ったことではなく、私自身が常に抱いているテーマでもありますが、この12㎡という小面積の空間でやってみることに意義があるのではないか、そう自らを奮い立たせて挑んだのでした。
お庭づくりをさせて頂いたのはちょうど春休みの頃でしたので、終始お子様たちが一緒になって手伝ってくださったのも良い思い出です。このお庭をきっかけとして、身の回りの自然のいろんな不思議に興味関心を持ってもらえたら本望です。
このたびは、このような名誉ある賞をくださりありがとうございました。