UNISON

フォトギャラリーPHOTO GALLERY

ミライクル2023年入賞作品

デザインアワード

集合住宅

ゴールド賞

  • 積水ハウス株式会社 
    大阪南シャーメゾン支店 設計課
    エクステリア設計室 様

    大阪府大阪市浪速区湊町1-2-3 15F

評価ポイント

建築家・伊礼氏より

建築家・伊礼氏より

外構デザインという言葉を超えた、ランドスケープの魅力と効用を正面から取り入れた仕事です。
ブリッジの存在がランドスケープにまだ溶け込んでない感じですが、時間と共に馴染み、住まわれている方々、ペット達の意識にも馴染むことでしょう。緑が思いっきり成長できるスペースがあることが、このプロジェクトの「伸び代」であり、豊かさだと思います。

造園家・荻野氏より

造園家・荻野氏より

広大な敷地が小径や芝庭で繋がっており、動線計画が素晴らしいと感じた。既存の樹木や石も無理なく庭に活かされて、施主の要望も反映されている点もよい。水害対策として計画されたペデストリアンデッキが花火のビューポイントになっているなど、コミュニティやまちへの貢献度についても高く評価したい。

応募者の声

100tを超す既存石を施主様の『世代の継承』を最大限表現するために余すことなく使い切りました。
造園工事店さんと意見交換しながら現場に張り付き石の配置を決めさせて頂きました。
大きな現場で目まぐるしく状況が変わる中、資材の搬入状況をみながら石を移動しては決めていくという地道な作業。
建築工事、ブリッジ工事を縫うように、造園の職方さんには2ケ月以上の造園工程でほぼ毎日入って頂きました。
最大8tの大きな石がたくさんありましたので、安全面には十分配慮しての作業ではありますが、危険が無いとは言えない作業が続きました。
オーナーとのイメージ共有には時間を費やしたと思います。オーナーと星のや富士を弾丸視察したり、全国の圃場で木を探したり、庵治町で石(北側の石門柱)を探したり、イメージ共有はとても重要だと感じた現場でした。
現場監督にもイメージ共有の為、多大な協力をしてもらいました。通常は丘庭やアプローチの土間高さ調整は該当工事のタイミングで一気に進めるのですが、イメージ共有の為、路盤工事のみ先に行ってもらい、オーナーと土留位置やアプローチ幅などのイメージ共有を図りながら進める事が出来た事が、現場が滞りなく進めた要因かと思います。丘庭が一定勾配ではなく、雛壇状になってるのも現地から出たアイデアでした。複雑な工程をこなしてくれた現場関係者に、この場を借りて感謝したいと思います。これらの事が苦労だったとは全く思いませんが、とても充実した日々だったと今になって感じます。