建築家・伊礼氏より

京都は和の街並みと思いがちですが、古い時間を感じさせてくれる洋の佇まいも魅力的で違和感のないことを教えていただきました。時間を感じる建築はそれだけで素晴らしく、愛おしいものだと再認識できました。

造園家・荻野氏より

土間やコンクリートを使いシンプルな傾向にあるが、有機的な素材をうまく組み合わせた優しい雰囲気の庭。外観は住まい手の顔だとよく言っているが、外観にご自身の優しい雰囲気がにじみ出ている。こういった家が増えるとまちなみが豊かになるので、この家をきっかけに地域に波及していくことを願っている。

ちょうどこの工事をしていたときに、ユニソン京都営業所の古賀さんが前年の入賞フォトフレームを持って訪問してくださいました。「またユニソンさんの製品使わせて頂くので、2023年はここで入賞しますよー」笑いながらそう約束したのを思い出します。この庭は自宅兼事務所の庭であり、弊社の「顔」としてのサンプルガーデンにすべく整備したので、色々なアイデアを詰めました。そういう意味でも、ゴールド賞を頂けたことは大変感慨深いです。今年の夏は大変暑かったので、植栽初年度の木々にとっては大変酷な気候でしたが、どの木も枯れることなく、順調に活着できてホッとしています。何よりも、玄関前をリノベーションをしたことで、家族（特に、庭にあまり関心を示さなかった娘）が喜んでくれたことが一番嬉しいです。この度は、このような名誉ある賞をくださり、本当にありがとうございました。