暮らしを庇い、風土を護る家をテーマに、「住まいとお庭」の設計施工を行いました。
この土地で生まれ育った、ご夫妻やご両親。
先祖が、代々にわたり大切に護ってきた風土を壊さぬように、美しい原風景を次世代に残せるように考慮した。
山並みと呼応すべく大屋根のフォルムは棟違いとし、軒先の水平ラインは周囲の伸びやかな地平に合わせた。
屋根勾配は地域に同調すべく、古くから建つ周辺の住まいの屋根勾配に合わせ、外観上の突出したデザインを避けた。
里山での建築や造園に於いては、地域風土を取込むことや、風土に同調することもパッシブ設計だと考えた。