UNISON

フォトギャラリーPHOTO GALLERY

ミライクル2024年入賞作品

ミライクルオブザイヤー

パブリック

マスターピース

  • 株式会社 CML 一級建築士事務所 様

    大阪府大阪市西区土佐堀1-1-4山内ビル3階

評価ポイント

建築家・伊礼氏より

建築家・伊礼氏より

中庭がイベント広場や対話の場になっている発想や、学生が集まってコンサートしている写真がとても良いと思いました。一目で魅力を伝えられるというのが建築の力だと思っています。それを持っている作品だと思い、評価しました。

造園家・荻野氏より

造園家・荻野氏より

卒業生が設計担当し、教員や学生たちとワークショップ形式で作り上げたプロセスを高く評価した。
卒業生、在学生、将来の学生たちの思い出を紡ぐ存在としてモニュメントが設置されているように、この中庭が未来の原風景として教員、学生の皆に親しまれる空間に育っていくことを願っている。

応募者の声

このたびは、栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。
「竪義の庭」は、私の母校でもある、県立奈良高等学校の創立100周年記念事業のメインとなる中庭整備プロジェクトで、この庭の設計を担当させていただいたことは、とても名誉なことでした。
50年前、創立50周年記念で造営され、旧校舎の中庭に設置されていた、奈良高校の「学びの原風景」でもある「プラトン・アリストテレス像」(アテネの学堂)の移設を伴い、移転先の新校舎の中庭に、今の時代に求められる学生の様々な活動の場として再構成した空間となっています。
2つの「焦点」を持つ楕円構造を内包する中庭は、焦点の一つに移設した立像を設置、「楕円の反射定理」を床の線形で表現するなど、様々な物語を盛り込みつつ、もう一つの焦点には、100周年を記念する新たなモニュメントとして、現役の学生たちとのワークショップで製作した「羅針盤」と呼ぶ石板プレートを設置しています。
完成した創立100周年記念の中庭は、改めて「竪義の庭」と命名され、この「竪義の庭」と「アテネの学堂」の精神が、奈良高校と共に永遠に生き、その理念が絶え間なく受け継がれていくことを期待しています。