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中部営業部 三宮
安心安全なハイエンドブロックとして発売しているタウラ・タフト。
今回は開発メンバーの1人である、中部営業部 部長の三宮にインタビュー。
お客様の声にいつも寄り添っている営業だからこそ、この商品をコンクリートブロックメーカーとして出したいという強い想いがありました。

タウラ・タフトの開発のきっかけは?
コンクリートブロックメーカーとしての“使命感”から生まれました。

近年、大型台風や豪雨、地震などの災害が全国各地で頻発しています。想定を超えた暴風、揺れの影響でフェンス塀やブロック塀が倒れるニュースを目にされた方も多いのではないでしょうか。お客様とお話をしている中でも、ブロック塀は「怖い」「危ない」などの誤った認識がお施主様に生じているとの不安な声があがっています。

ただ本来、ブロック塀の役割とは私たちの暮らしを「守る」ものです。

わたしたちはブロック塀=暮らしを「守る」ものという本来の意味を伝えたい。その想いから、タウラ・タフトの開発に至りました。また、SFシリーズの先駆けである「タフト」を、関東地方を中心に営業所や工場を構えておられるエスビック株式会社様と共同開発したことも重要なポイントです。両社で製造・販売することで全国のお客様に安心・安全なブロックをお届けすることが可能になりました。

災害はいつどこで起きるか分からないからこそ、全国のお客様にブロックが暮らしを守るということを知っていただき、ブロックで暮らしを守る備えをしていただきたい。そのための「タウラ」・「タフト」であることを広めていく。これがコンクリートブロックメーカーである、私たちの使命と考えています。

SFマークとは?
安心・安全で「強い」ブロックを表すマークです。

『SF』はsafetyの略称です。JIS規格と日本建築学会規準に適合した安心・安全なブロックにこのSFマークを付けています。2021年11月現在、当社で販売しているSFマーク適合商品はタウラ・タフトの2種類。

安心・安全に特化したこのシリーズは一般的なブロックよりも「強い」ところに特徴があります。
強さを確保するために2つのことにこだわりました。

① ブロック本体の強度が高い!

一般的なブロック(厚み:12㎝)…C種(圧縮強さ:16N/㎟)
に対して、
タウラ・タフト…D種(圧縮強さ:20N/㎟)の品質をクリア!

一般的なブロックの約1.3倍の強度を持っています。

②モルタルを充填する空洞部が大きい!

タウラ・タフトは正味厚さが150㎜あることに加え、壁式構造配筋指針(日本建築学会編)で定める設計かぶり厚さ35㎜(有効かぶり厚さ含む)を確保可能。
そのため鉄筋や、フェンスを設置した際の柱に対して、十分なかぶり厚さをとることができます。

かぶり厚さを十分にとれると、耐久年数のアップにつながるほか、鉄筋やフェンスの柱がより強くホールドされることで耐力が大きくなり、破損しづらい強いブロック塀になります。

どんな所に使うのがおすすめ?
目隠しフェンス塀にぜひ!

コロナ禍によって家の中で過ごす時間が増えました。ただ、家にいると意外と気になるのが外からの視線。そのため、最近は目隠しフェンス塀の需要が増えています。
目隠しフェンス塀は風を受ける面積が大きいため、設計時に構造の検討をされるケースも増加しています。

先ほどお話した通り、近年私たちの想定をはるかに超える災害が各地で発生しています。国が定める建築基準法では、構造物に対しての基準風速が設定されていますが、昨今の大型台風はそれをはるかに上回るものも発生しています。
例えば東京都や大阪府をはじめとした多くの地域で、基準風速は34㎧と定められていますが、タウラ・タフトは第三者機関にて風速40㎧にも耐えることが実証実験で確認されています。そのため基準を超える強い風でも耐えることができるといえます。
土台を強固にすることで、安心して目隠しフェンスをお使いいただけるので、ぜひタウラ・タフトを使用していただきたいですね。

平均風速34m/s

細い木の幹が折れたり、
根の張っていない木が倒れ始める

平均風速40m/s

電柱や街灯で倒れるものがある。
→タウラ・タフトなら
風速40m/sにも耐えられる!

(気象庁/風の強さと吹き方 より)
第三者機関で実施した静的加力試験の様子

今後の展望を教えてください。
安心・安全は当たり前、デザイン性もあるブロックを展開したい!

以前は、ブロックの種類にはこだわらず積んでいる、という声も多かったのですが、最近では住宅や庭に合ったデザインを選んでくださるお客様が増えています。
安心・安全なブロックでも、折角なら自分が気に入るデザインを選びたいですよね。
そんなお客様のためにも、強さも美しさも兼ね備えたブロックをもっと展開していきたい、と考えています。
今後もお客様の「これがあるといいな」という声に耳をかたむけて、商品を開発していきますので、ぜひみなさまのご意見をお聞かせください。

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