評価ポイント
建築家・伊礼氏より
とても意欲的な作品。自然エネルギーを利用していたり、電線も埋設されていたりと大変苦労され、工夫されてまとめ上げられたよい作品です。写真だけでも魅力的ですが、一つだけでなくこのユニットがいくつかつながっているので、まち歩きをしてもずっと歩いていけて、大きな一つのまちとして感じるのではないでしょうか。とても気に入っている点は、この道幅です。家と家との間がとても近い。プライバシーを守ることを考えるとどうだろうとも思うのですが、そういうことは気にせずに楽しく暮らせそうな提案ではないかと思いました。とてもよいまちだと感じました。
造園家・荻野氏より
建売でなければできないことをされていて、中央住宅さんが「本当に良いものを作ってやるぞ!」と細部に渡るまで考えられていると感じました。共有スペースにセットされたベンチが好印象で、こどもたちが遊んだり、井戸端会議があったりと日々の楽しい風景が目に浮かびます。雨水利用や電柱の埋設だけでなく、もっと言えば行灯、まちの灯りまでみんなで共有していこうという考え方が今回のフォトコンテストのテーマである「暮らす場所がまちになる。」に沿っているのではないかと思います。